[st-kaiwa2]バブルボケの写真を撮りたいんだけど、おすすめのオールドレンズある?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1]綺麗な輪郭線が出て、ボケの形も綺麗なメーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 M42マウントがおすすめだよ♪[/st-kaiwa1]
メーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 M42マウント は現代のレンズとは表現が異なり、ボケも背景が崩れすぎずバランスの取れた描写になります。
また、このレンズの最大の特徴はバブルボケ(シャボン玉ボケ)と呼ばれるボケ味です。
木漏れ日や強い光源のボケが泡のような表現になる一風変わった描写が楽しめ、中古レンズ市場でも今とても評価が上がっている名玉オールドレンズです♪
その人気を受けてか、2017年にはトリオプランの100周年を記念し、メーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 50mm F2.9 というトリオプランの特徴を備えた新品レンズが復刻で限定販売されるなど、その勢いは拡大しています。
本記事では、銘玉オールドレンズ・メーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 M42マウント について、
実際に撮影した作例をもとに、描写・写り・ボケ・絞りなどのその特徴をご紹介いたします(^^)/
本記事のテーマ
【オールドレンズの銘玉】メーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 M42マウント バブルボケ 中古のボケ・写り・特徴を作例をもとに紹介
記事の信頼性
中古商品を通販で購入
[st-kaiwa1]当店では希少なケースが付属した状態の良い中古商品を販売しております![/st-kaiwa1]
当店・M42レンズストアでも状態がとても良いものを在庫豊富に取り揃えております♪
特徴・ボケ味
このレンズの最大の特徴はなんといっても特徴のあるとても綺麗な丸いバブルボケ(シャボン玉ボケ)です。
絞り羽は15枚で構成されているので絞り込んでも円形のボケが維持でき、バブルボケの大きさを調整することができます♪
魅力的なバブルボケ(シャボン玉ボケ)
作例:バブルボケ・シャボン玉ボケ
使用カメラ:Sony α7 + レイクウォール M42アダプター + メーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 M42マウント
バブルボケ確認のテストとして夜間にイルミネーションを撮影してみました♪
上記の写真を見ていただくと、一つ一つのボケがまるでバブル(泡)のような表現をしているのが良くわかります。
特に光が集中している中心部でも一つ一つ独立し、輪郭線もとても綺麗に描写されていて凄いなと素直に思いました。他のバブルボケレンズと比べても、その質が大きく異なるレベルです。
このバブルボケを求めて、人気オールドレンズになり価格が高騰したのもうなずけます!
ちなみに、同じ時間帯に同じロケーションで他のレンズでバブルボケのテスト撮影をしてみたのが以下の作例です。
作例:イルミネーションボケ
使用カメラ:Sony α7 + レイクウォール M42アダプター
違いがわかるように意図的にバブルボケのレンズではとっていないので、かなり違いがわかるのではないでしょうか?
2つの作例を比べてみると、焦点距離の違いはあるものの、メーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 で撮影した作例は、一つ一つの光源がとても綺麗に潰れずにバブルボケしていることがわかります。
周辺部のバブルボケもそこまで潰れずに綺麗に描写できているのがわかります。
バブルボケの銘玉として圧倒的な特徴があり、人気があるのもうなずけます(^^)/
バランスの良い描写力
作例:提灯
使用カメラ:Sony α7 + レイクウォール M42アダプター + メーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 M42マウント
作例:赤い木の実 (F値:2.8)
使用カメラ:Sony α7 + レイクウォール M42アダプター + メーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 M42マウント
写真中央の赤い木の実にピントを合わせて、F値 F2.8で背景ボケをさせて撮影しました。
作例をみていただくとわかるとおり、絞り開放でも被写体はくっきりと背景も崩れすぎず綺麗にボケるので、バブルボケを狙う以外にも、通常のポートレート撮影などにおすすめです。
昼間でも有効な光源を探せば、ボケを利用して幻想的な写真を撮影することも可能です♪
バブルボケの出し方・ボケの遷移
基本的には通常のレンズのボケの出し方と同じです。
被写体により近づき(最短撮影距離)、ボカしたい背景を遠ざけると背景はボケていきます。
今回はバブルボケをすると、昼間の公園の花がどんな感じでバブルボケするのかテストしてみたので、中古購入時の参考にしてみてください♪
以下の通り、1枚目は公園の花付近にピントを合わせて撮影しました。
これを手前にピントを合わせていくと花がボケていきます。
このときのボケがバブルっぽくボケるのがバブルボケと言われているボケ味になります。
全体的にボケた写りになっていますが、ピンクの花一つ一つが点光源となり大きなバブルボケ(シャボン玉ボケ)が現れました。空間を漂う泡沫のようで幻想的で、とても綺麗です!
更に手前にピントをずらしていくとボケのサイズが大きくなっていきます。
ここまでピントを外すと、かなり大きいボケになってきます。元の被写体が花だとはわからないレベルです!
注意点
[st-kaiwa1]当店・M42レンズストアでは、これまで多数の中古品を販売してきました。 その経験を生かして、中古購入時に注意するポイントをご紹介いたします♪[/st-kaiwa1]
外観はキズつきやすい材質
オールドレンズの銘玉、メーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 M42マウントの弱点といえるのが、物理面です。
当店でもこれまで30本以上のレンズをこれまで扱ってきていますが、ボディの材質の特性か、とてもキズやスレが目立つ中古品が多いです。
ただ逆に言うと、多少のキズやスレがあってもこのメーヤーオプティク トリオプラン 100mm F2.8 M42 にとっては美品の部類になります♪
外観については、極端な凹みなどがない限りは多少のスレ・キズがあっても良品として判断してもよいかなと思います。
レンズ内の汚れ
外観同様、レンズ内の汚れが多い中古品もとても多いです。
多少のチリ・ホコリがあっても当たり前の中古品が多いです。恐らくレンズ設計上、チリ・ホコリが入りやすい構造になっていると思われます。
かなりチリ・ホコリ・カビ・汚れが多く、コンディションが悪い中古品も見受けられますので、購入の際、外観の状態と共に入念にチェックしてください!
ボケ味
特徴の欄でも記載していますが、改めて別の作例で特徴のあるメーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 M42マウントのバブルボケについて紹介いたします(^^)/
この欄では、開放F値以外で撮影した写真をもとに、バブルボケの形や大きさをご紹介いたします。
撮影の設定
作例:F5.6で撮影したバブルボケ写真
使用カメラ:Sony α7 II + レイクウォール M42アダプター + メーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 M42マウント
絞り(F値): F5.6
ボケの特徴
特徴の欄でご紹介した写真と同じシチュエーションで手前にいる女性にピントをあてて写真を撮影しました。(注:女性は当社スタッフで掲載の了解を得ております。)
手前の女性にピントを合わせて、F5.6まで絞って写真を撮影しました♪
作例のように光源のボケの形は、F2.8で撮影したときよりも小さいバブルボケになります。
周辺近辺は多少楕円形になりますが、中心部は綺麗な円形を保っています♪
F2.8以外でもバブルボケ写真が撮れますので、参考にしてみてください(^^)/
外観を写真でチェック
メーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 M42マウント 前玉
前玉はフードのようにフィルター枠が伸びているので、奥まった設計になっています。
メーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 M42マウント 後玉
メーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 M42マウント ヘリコイドを伸ばした状態
真ん中部分のヘリコイドが伸びます。
メーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 M42マウント 絞りリング
絞りはクリック感のあるものではなく、ヘリコイドのように回すと絞り羽が連動する設計になっています。
メーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 M42マウント 側面
外観かなり傷つきやすく目立つ材質のため、この写真も傷は目立ちますがこのくらいの状態でも綺麗な部類です。
メーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 M42マウント 最短撮影距離(1.1m)に合わせた状態
メーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 M42マウント ∞にピントを合わせた状態
絞り・絞り羽
前面からみた絞り羽の写真
銅鏡が長いため少し絞り羽が見にくいですが、絞り羽は15枚で構成されております。
その多い絞り羽を活かし、絞りの値にかかわらず限りなく円形に近い絞りを実現しています。
そのため、絞りをF4やF5.6に設定して写真を撮影しても、円形のボケになります。
シャープさ・描写
F値の違いにより、花びらの輪郭に変化が出てきます。
F5.6あたりが一番シャープな印象です!
参考までにご覧ください♪
作例:F2.4での写り
作例:F4での写り
作例:F5.6での写り
作例:F8での写り
作例:F11での写り
作例:F16での写り
作例:F22での写り
その他作例
作例:狛犬
使用カメラ:Sony α7 II + レイクウォール M42アダプター + メーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 M42マウント
目玉にピントを合わせて、絞り開放(F2.8)で撮影してみました。
御覧のとおり、ピントが合っている部分はシャープな描写で、ピントが外れている尻尾の部分や背景の旗のボケも崩れすぎずに好みのボケ味です♪
作例:夜のネオン・バブルボケ
使用カメラ:Sony α7 II + レイクウォール M42アダプター + メーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 M42マウント
夜のネオンをバブルボケさせて撮影してみました。
とても綺麗な丸形のバブルボケになりました♪
総評・まとめ
以上、メーヤーオプティク トリオプラン | Meyer optik Gorlitz Trioplan 100mm F2.8 M42マウント の紹介でした。
良質なバブルボケのレンズをお探しの方にとてもおすすめのオールドレンズです!
またバブルボケ以外でも綺麗な形のボケを実現する素晴らしいレンズです♪
[st-kaiwa1]当店・M42レンズストアでも状態の良い中古品を販売しています♪[/st-kaiwa1]