[st-kaiwa2]星ボケのレンズが欲しいんだけどおすすめのオールドレンズある?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1]星ボケのオールドレンズだったら、インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズがおすすめだよ♪[/st-kaiwa1]
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar は、1980年に発売されたロシアレンズの一つです。
このオールドレンズの特徴は何といっても強い光源を背景にぼかすと「ダビデの星」と呼ばれる六芒星の形をした星ボケです!
40年近く前に発売されたこのインダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウントですが、
この独特な星型のボケを活かして、ミラーレスカメラにアダプターを介してインスタ映えする写真をとったりなど、
SNS等にアップされる写真に活用されることも多くなり、このインダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウントの人気が高まっています♪
また星ボケだけではなく、マクロレンズという特徴もあります!
本記事では、インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ とはどのようなオールドレンズなのか。
実際に撮影した作例をもとに、描写・写り・ボケ・絞りなどのその特徴をご紹介いたします(^^)/
本記事のテーマ
【星ボケ】インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ 中古のボケ・写り・特徴を作例をもとに紹介
記事の信頼性
中古商品を通販で購入
[st-kaiwa1]当店・M42レンズストアでも状態がとても良いものを在庫豊富に取り揃えております♪[/st-kaiwa1]
特徴
当店・M42レンズストアでも、お客様のお問い合わせが多くとても人気のあるおすすめレンズです!
このインダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ の特徴は大きく分けて2つあります♪
特徴的な星ボケ
作例:星ボケ
使用カメラ:Sony α7 II + レイクウォール M42アダプター + インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ
通常のレンズは円形のボケになることが多いですが、
このレンズは絞りをF5.6~F8あたりに合わせるだけで、絞りの形が星型になりとてもかんたんに星ボケ写真を撮ることができます♪
少し強めの光源(昼間だと木漏れ日や信号機等)などがあれば、シャッターチャンスです♪
上の写真のように光源が星ボケするので、それを念頭にいれて作画していただくと特徴的な写真が撮影できます(^^)/
マクロレンズ
作例:花 (F値:4)
使用カメラ:Sony α7 II + レイクウォール M42アダプター + インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8は、星ボケだけではなく最短撮影距離0.3mまで近づいて撮影できるマクロレンズの一面も持っています。
焦点距離が標準マクロと呼ばれる50mmなので、画角が広く、中望遠のマクロと比べて被写界深度が深いため、
そこまで強烈にボケるという感じではないですが、しっかりマクロレンズとしても撮影できます!
マクロレンズは被写体を大きく写せるので、一本あると被写体の違った一面を切り取ることができるのでとても便利です♪
また、インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8は軽量コンパクトなのも魅力です。
そのため持ち運びにも適しているので、外へ撮影に行く場合はお供する機会が増えるのでは!と思います(^^)/
ボケ味:星ボケ(ダビデの星)
繰り返しになりますが、このインダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8の一番の特徴は間違いなく星型の形になるボケでしょう!
解放(F2.8)では丸いボケになりますが、絞り羽を絞っていくと絞りの形が星型になります。
その状態で写真を撮ると、星型のボケになります。
ここでは、絞りを変えると実際にどんな形になり、どんな星ボケになるのか解説します。
F値を変えて F2.8~F11まで段階的に撮影しましたのでご覧ください♪
絞り羽 F2.8で撮影
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ 絞り値 F2.8
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ 絞り値 F2.8のボケ
ご覧の通り、絞りF2.8では星ボケにはなりません。
それもそのはずで、F2.8では絞り羽が解放状態(絞り羽なし)になっているので、その形がボケに反映されるためです。
以下に紹介する写真のように段々絞り羽を絞ると、星ボケになっていきます♪
F4で撮影
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ 絞り値 F4
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ 絞り値 F4のボケ
F4まで絞ると、絞りが円形から歯車のような形になり、このレンズの特徴が出てきます♪
ただ、F4ではまだ絞りが星型になっていないので、星ボケ写真を撮る場合はもう少し絞る必要があります。
F5.6で撮影
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ 絞り値 F5.6
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ 絞り値 F5.6のボケ
ご覧のようにF5.6まで絞り込むと、絞り羽の形も星型となり、実際のボケの形も星ボケになります。
またF8まで絞り込むと(下図参照)もっと星ボケの形が小さくなります。
シチュエーションによって、F値を調整し、作画をするのがおすすめです♪
F8で撮影
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ 絞り値 F8
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ 絞り値 F8
ご覧の通り、絞り羽をF8まで絞り込むと、F5.6よりも絞り羽が小さい星型となり、
その形状により実際のボケの形もF5.6より小さい星ボケになります!
F11で撮影
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ 絞り値 F11
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ 絞り値 F11のボケ
絞り羽をF11まで絞ると、小さい六角形なります。
それに伴い、ボケ味も星ボケから六角形に変化します。
これ以上絞り羽を絞り込むと円に近づいていくので、星ボケの写真を写したい場合は絞り値を F5.6~F8付近にするのがベストということがわかります(^^)/
F16で撮影
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ 絞り値 F16
参考として、絞り羽をF16まで絞ると写真のとおり、絞りの形が円形になります。
この状態ですと、小さい円形のボケになります。
注意点
[st-kaiwa1]当店・M42レンズストアでは、これまで多数の中古品を販売してきました。 その経験を生かして、中古購入時に注意するポイントをご紹介いたします♪[/st-kaiwa1]
絞り羽が星ボケにならない中古品がある。
1点だけ中古購入時に注意していただきたいのが、同じインダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8にもかかわらず、
絞り羽をF5.6~F8付近に絞っても上記の図のように星型にならない中古品があります。
不良品なのか、製造年によって細かいバージョンの違いなのかはわからないのですが、
結果として当社でも入荷した20%くらいでそのような中古品に出会います。
この中古個体の不揃い感がロシアレンズのおもしろいところという一面もありますが、
星ボケを期待して中古品を購入する場合は、必ず絞り羽が星型になっているかどうかを確認することをおすすめします♪
確実に星ボケするレンズをご購入したい方
当社オールドレンズ専門店・M42レンズストアでは、全ての中古品を動画で確認できますので是非チェックしてみてください(^^)/
外観を写真でチェック
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ 前玉
前玉はMC (マルチコーティング)が施されていて、逆光に強い仕様になっております。
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ
ただ、MC(マルチコーティング)ではないモデルもありますので、中古購入の際はチェックしてみてください♪
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ 後玉
後玉方向から見ても絞りの形が星型になっているのがわかります♪
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ 側面から
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ 側面から2
コンパクトで非常に軽いレンズなので、持ち運びにピッタリだと思います♪
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ
写真のとおり、最短撮影距離は0.3mです。
マクロレンズとして、被写体に近くまで寄ることができ、被写体を大きく写すことが可能です。
動作を動画でチェック
絞り羽が星型になる動作を動画で確認することができます。
動画提供:オールドレンズ専門通販店 M42レンズストア Youtubeチャンネル
スペック・諸元
焦点距離 | 50mm |
最大絞り(絞り解放) | F1.8 |
重量 | 229g |
フィルター径 | 49mm |
絞り羽枚数 | 6枚 (7枚タイプ有) |
レンズ構成 | 4枚4群 |
最短撮影距離 | 0.3m |
フォーカス | マニュアルフォーカス |
マウント | M42マウント |
コーティング | MC(マルチコーティング)、MCタイプではないものも有り。 |
ヘリコイド
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ
作例:花(F2.8)
インダスター 61 A/3 MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ
最短撮影距離は0.3m。ヘリコイドはマクロレンズらしく、縦に伸びる形で、小さい被写体も大きく写すことが可能です!
写真の花は大きさが小さい花ですが、マクロレンズを使って被写体に近づいて撮影することにより、大きい花のように作画することができます。
F2.8で撮影しましたが、柔らかい描写で結構良いボケ味だなと思います!
総評・まとめ
以上、インダスター 61 A/3MC 50mm F2.8 M42マウント | Industar ロシアレンズ の紹介でした。
絞り値を変えるだけで、非常にかんたんに星ボケ写真がとれる特徴的なレンズです♪
こういう特徴的なレンズを一本持っておくと、作画の幅が広がりますので、オールドレンズファンにはおすすめのレンズです♪
[st-kaiwa1]当店・M42レンズストアでも状態がとても良いものを在庫豊富に取り揃えております♪[/st-kaiwa1]