たくさんレンズがありすぎてわからないよ…。
僕のミラーレスカメラに合うおすすめのレンズを教えて!?
オールドレンズ初心者でもわかるようにオールドレンズの選び方、そして最初の一本におすすめのオールドレンズを説明するね♪
ミラーレスカメラが発売してから急速に人気がでているオールドレンズですが、興味はあるけど選び方・使い方がよくわからないというお問い合わせをよくいただきます!
今でこそオールドレンズについて知識を持ちましたが、最初は私もいったいオールドレンズって何なのか、自分のカメラでどう使うのか全くわかりませんでした。
そこで今回オールドレンズ専門店の通販店長として3000個以上のオールドレンズを販売した経験を基に初心者の方にもわかりやすく解説してみました♪
この記事を読めばオールドレンズの選び方に関して基礎知識がつくように作成しましたので、これから始めてみようとご興味がある方はぜひ参考にしてみてください!
オールドレンズの選び方と使い方
レンズマウントの知識
マウントアダプターについて
初心者におすすめの銘玉オールドレンズ
オールドレンズ専門通販 | M42レンズストア店主・武田
オールドレンズ専門店・M42レンズストア店長。5000個以上のオールドレンズを販売した経験を基に、オールドレンズやフィルムカメラに関する情報をシェアしています♪
オールドレンズの概要とメリット・デメリット
オールドレンズを選ぶにあたり前提として必要なのは、「オールドレンズで一体何ができて、何ができないのか?」メリット・デメリットを理解することです!
オールドレンズと現行レンズとの比較
項目 | オールドレンズ | 現在のレンズ |
オートフォーカス | ×(一部のみ) | 〇 |
希少価値 | 高い | 低い |
新品購入 | × | 〇 |
中古相場 | 上昇傾向 | 型落ちすると下落 |
ボケ | 独特なもの多い | キレイだけど特徴少ない |
シャープさ | △ | 〇 |
動く被写体 | × | 〇 |
ピント合わせは手動・マニュアルフォーカス
現在のデジタルカメラやミラーレスカメラは、シャッターを半押しするとレンズのピントが動くオートフォーカス式になっていますが、オールドレンズのピント合わせは基本的にマニュアルフォーカスになります。
そのため、レンズのフォーカスリングと呼ばれる部分を手動で回すことにより、ピントをあわせます。
デジタルカメラやミラーレスカメラのオートフォーカスに慣れている方がほとんどだと思いますので最初は戸惑うかもしれません。
しかし、マニュアルフォーカスに慣れてくるとその不自由さが面白く感じてきますので、デメリットでもありますが、逆にメリットでもある部分だと私は思います♪
本来はデメリットであるフレアを楽しむ
オールドレンズの楽しみ方として、現在のレンズでは味わえないようなフレア等を使って描写を作って構図にいれたりする方法があります。
当社でも販売しておりますので、お気になられましたらチェックしてみてくださいね♪
当店M42レンズストアはコチラ
豊富な種類の単焦点レンズが比較的安価に入手可能
オールドレンズは大きなボケを楽しみやすい単焦点レンズを比較的安価に入手しやすいのも大きなメリットの一つです。
これまで世界中で製造された数多のレンズをミラーレスカメラに取り付けて楽しむことが可能です♪
動く被写体には向いていない
オールドレンズは一部のブランドを除いて、マニュアルフォーカスでピントを合わせるため、動く被写体の場合ピント合わせが難しくそれなりの技術が必要になります。
最初は動かない花のような被写体やポートレート(人物・風景写真)、街角のスナップ写真に活用することがおすすめです♪
オールドレンズの選び方 | かんたん5ステップ
ステップ1 | 自分のカメラを確認する
ステップ2 | 撮影したい対象やボケ・画角を決める
ステップ3 | 条件に合ったレンズを決める
ステップ4 | マウントアダプターを用意する
ステップ5 | 状態を確認してレンズを選ぶ
ステップ1 | 自分のカメラのセンサーサイズを確認する
まずは、ご自身のカメラのセンサーサイズを確認しましょう!
カメラのセンサーサイズにより、同じ焦点距離のレンズでも実質の焦点距離が変わり、画角が変わります。
事前にセンサーサイズを確認しないと50mm標準レンズを購入しても、100mmの望遠レンズのようになってしまうことになりますので、しっかり確認をおすすめします♪
センサーサイズ | 倍率 | 焦点距離(50mm) | 実質焦点距離 |
フルサイズ | x1 | 50mm | 50mm |
APS-C | x1.5 | 50mm | 75mm |
マイクロフォーサーズ | x2 | 50mm | 100mm |
Nikon Ai-s 50mm F1.4レンズの場合
・フルサイズ:50mm
・APS-C:75mm
・マイクロフォーサーズ:100mm
検索ワード例「Sony α6400 センサーサイズ」
ステップ2 | 撮影したい対象やボケ・画角を決める
自分のカメラのセンサーサイズを確認したら撮影する対象・画角・ボケをきめましょう。
カールツァイスのパンカラーやフレクトゴンはボケが自然で綺麗なので、とても人気があります。
花や虫などの小さい対象物に近づいて撮影したい場合はマクロレンズをおすすめします♪
ステップ3 | 条件に合ったレンズを決める
こちらの記事はM42マウントレンズの一覧をまとめたものです。レンズ選択のご参考になれば幸いです♪
ステップ4 | マウントアダプターを用意する
オールドレンズをミラーレスカメラで利用する場合は、カメラとレンズの間にマウントアダプターというアタッチメントが必要になります。
マウントアダプターはレンズ側のマウントとカメラ側のマウントが一致するものを選ぶ必要があります。
ステップ5 | 状態を確認してレンズを選ぶ
オールドレンズは50年以上前に製造された個体も多く、全ての商品が中古品です。
そのため、状態良好な個体は少なく、カビやクモリだけではなくピントを合わせる時に利用するピントリングがしっかり回らないレンズも多いです。
オールドレンズはマニュアルフォーカスのため「ピントリングの使い心地が命」といっても過言ではありません。
ピントリング(フォーカスリング)が重すぎたり、軽すぎたり自分に合わないと、撮影していてもフラストレーションが溜まります。
オールドレンズを購入する際は保証がきく、信頼できるお店でご購入することをおすすめします♪
そしてコリメーターという機器を導入してピント精度を定量的に計測しております。
また30日の保証もついておりますので、ご安心してオールドレンズをお求め出来ます♪
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店主おすすめオールドレンズのご紹介
レンズブランド独自の個性を楽しむ
レンズブランド | 特徴 |
---|---|
カールツァイス | ドイツのレンズメーカー。ポートレートにおすすめ。シャープ(ピント部分の精度が高く)で自然なボケが魅力。 |
タクマー | 日本のカメラメーカー。比較的安価で、ボケも綺麗で性能の高さが魅力。オールドレンズ最初の一本におすすめ。 |
ヘリオス | 旧ソ連・ロシアのレンズメーカー。代名詞の「Helios 58mm F2」はボケが特殊(通称:グルグルボケ)で、一味変わった特徴が人気。 |
インダスター | 旧ソ連・ロシアのレンズメーカー。安価で特徴的な描写が人気。「Industar 61 50mm F3.5」は強烈なフレアを逆手に取って撮影するスタイルが人気です。 |